業務用冷凍庫・冷蔵庫が冷えない。ガス漏れ箇所特定方法について

冷凍庫・冷蔵庫のガス漏れ箇所の特定

修理マン

今回はガス漏れについてお話しますね。冷えない原因として「ガス漏れ」はとても多いです。
こないだ業者さんに「ガス漏れしてる」って言われてたけど、これって大丈夫なの?

女性店長

修理マン

応急処置としてガス補充すると一旦冷えますが、また必ず冷えなくなりますよ。ガス漏れはきちんと修理して直さなければいけません。

使用している冷凍庫・冷蔵庫が古くなってくると、配管がどんどん腐食していきます。
すると配管に穴が開き、そこからガスが少しずつ漏れてしまうんですね。
そして本来必要なガス量が足りなくなってしまい、冷えなくなる事を「ガス漏れ」と言います。

注意
一度ガス漏れを起こすと応急的に補充してもいずれ確実に冷えなくなります。

応急処置

そんな事言ったって、冷蔵庫が冷えなくなったら食材が腐っちゃうじゃないのよ!ウチはこれ1台しかないのよ!!

女性店長

修理マン

はい。応急処置として、漏れた分のガスを補充する事でとりあえず冷やす事は出来ますのでご安心下さい。
MEMO
ガス(フロンガス)は無害ですのでガス漏れしても人体に影響はありません。
圧力測定検査

低圧側アクセスバルブ(アクセスポート)にゲージマニホールドを取り付け、圧力測定。

アクセスバルブ

赤丸で印してあるのがアクセスバルブです。このキャップを外して圧力を計測します。

動画の通り停止時0.5Mpaほどあった圧力が、運転開始するとグングン下がりほとんど0MPaになりました。
かなりざっくり言うと正常時は0.3~0.1Mpa程度です。
実際は機種やガスの種類、環境により圧力は変わりますが、ここまで圧力が低いとガス漏れ濃厚です。

注意
ゲージマニホールドを購入する場合は必ずガスの種類を確認してください。

 

検知器である程度の漏れ箇所を特定

次にどこからガス漏れしているか検知器を使って測定します。
検知器は漏れているガスに反応してブザーがなる仕組みです。
その為、ある程度の範囲に絞って特定できます。

実際にガス漏れ箇所に反応している様子です。

ピーピーとブザーが鳴り、ガスが漏れているのが分かります。
検知器を漏れ箇所に2,3回あてて、変わらずピーピーと反応する様であれば間違いなく漏れているでしょう。
最後は泡を吹き付けて漏れ箇所を特定します。

このギュッポフレックスを使用して実際に漏れ箇所を特定した様子です。

泡を吹き付けるとブクブクとガスが漏れているのが確認できます。
見にくい動画ですみません(汗)

 

 

 

 このギュッポをガス漏れ箇所に吹き付けると微量なガス漏れでも泡が立つので視認する事が出来ます。便利ですね!

ここまで特定できれば完璧です!!
この様に全てがギュッポで特定できればいいのですが、あまりにも微量すぎる場合は検知器で反応を拾う事が出来ません。したがってその場合は運転圧力を確認し、冷凍・冷蔵機器の使用年数や腐食具合から判断して配管交換の見積りを提示する流れになります。

 腐食・ガス漏れ箇所は9割以上は低圧側の配管になる為、ガス漏れ箇所が不明の場合は蒸発器のみ、もしくは蒸発器+低圧側配管の交換まで出来ればいいでしょう。

また、ガス漏れの配管交換修理は高額です。
ガス回収→配管取り外して再度溶接して取り付け→真空引き→フロン充填→試運転の流れになります。時間にすると機種によりますが、3時間~5時間(場合によってはそれ以上)かかります。参考まで。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です